綾糸
あやいと
名詞
標準
colored thread
文例 · 用例
綾糸は、青、赤、黄、白、黒の五色とす。
— 国枝史郎 『レモンの花の咲く丘へ』 青空文庫
(機に手をかけ)そしてこの綾糸の切れた時、私も塔へ行かねばならぬ。
— 国枝史郎 『レモンの花の咲く丘へ』 青空文庫
(と機を織りつつ歌う)若き世の恋の色彩、日の如き赤き喜、ああそれもまたたく消えて、墓を巡る夕月の色、悲しみの青き綾糸、人生の縦となりけり。
— 国枝史郎 『レモンの花の咲く丘へ』 青空文庫
若き世の恋の色彩、日の如き赤き喜ああそれもまたたく消えて、悲しみの青き綾糸人の世の縦となりけり。
— 国枝史郎 『レモンの花の咲く丘へ』 青空文庫
眼前の暗闇に対座してゐる秋水といふ坊主に就て考へても、彼は生臭坊主であり食ひつめた果の山寺住ひであるにしても、共産党の赤旗を担いだり、山寺へ閉ぢこもつたり、彼には彼なりの夢と現実の交錯があり、その解きがたい綾糸の上をもつれ歩いてゐるのであらう。
— 坂口安吾 『朴水の婚礼』 青空文庫
が、こうしてふっつりと煩悩の綱を断ち切った気の伴大次郎も、畢竟、眼に見えぬ煩悩の綾糸に手繰られ、躍らせられているのではあるまいか。
— 林不忘 『煩悩秘文書』 青空文庫
しかし、疑問を織り出している綾糸は、一ヶ所から繰り出されているような気もしないではありません。
— 捕物仁義 『銭形平次捕物控』 青空文庫
八百歳の妖女は、女郎蜘蛛のように三十郎を囚えて、その綾糸ですっかり巻き込んでしまったのです。
— 第一夜 初夜を盗む 『新奇談クラブ』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日綾糸について考えている。
綾糸という言葉は日本語で重要だ。
彼は綾糸の意味を理解している。
この文には綾糸が含まれている。