虎斑
とらふ異読 とらぶち
名詞
標準
tiger stripes
文例 · 用例
猫の死「玉」は黄色に褐色の虎斑をもった雄猫であった。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
戸部は頭を虎斑に刈りこまれて髭をそり落とされている。
— 有島武郎 『ドモ又の死』 青空文庫
滿潮の時は、さつと潮してくる浪がしらに、虎斑の海月が乘つて、あしの葉の上を泳いだほどの水場だつたが、三年あまり一度もよしきりを聞いた事……無論見た事もない。
— 泉鏡太郎 『木菟俗見』 青空文庫
全体が薄樺で、黄色い斑がむらむらして、流れのままに出たり、消えたり、結んだり、解けたり、どんよりと濁肉の、半ば、水なりに透き通るのは、是なん、別のものではない、虎斑の海月である。
— 泉鏡花 『海の使者』 青空文庫
というのは、それが三毛猫で、毛色が虎斑のように見える。
— 岡本綺堂 『虎』 青空文庫
大まかに不ぞろいに刈り散らして虎斑をこしらえる者もあれば、一方から丁寧に秩序正しく、蚕が桑の葉を食って行くように着々進行して行くものもあった。
— 寺田寅彦 『芝刈り』 青空文庫
異魚 魚は河豚の一種で、虎斑がある。
— 録異記 『中国怪奇小説集』 青空文庫
斑竹山房とは江戸へ移住するとき、本国田野村字|仮屋の虎斑竹を根こじにして来たからの名である。
— 森鴎外 『安井夫人』 青空文庫
作例 · 標準
この木材は「虎斑」と呼ばれる独特の模様が入っており、高級家具の材料として非常に重宝されている。
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飼い猫の背中にある美しい虎斑を撫でていると、まるで小さな野生動物を飼っているような気分になる。
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虎斑模様の猫は性格が活発で人懐っこい子が多いと聞き、保護施設へ会いに行くことにした。
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