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旅寓

りょぐう
名詞
1
標準
文例 · 用例
三 八軒屋 大阪なる安藤氏の宅に寓居すること数日にして、妾は八軒屋という船付きの宿屋に居を移し、ひたすらに渡韓の日を待ちたりしに、一日磯山より葉石の来阪を報じ来り急ぎその旅寓に来れよとの事に、何事かと訝りつつも行きて見れば、同志ら今や酒宴の半ばにて、酌に侍せる妓のいと艶めかしうそうどき立ちたり。
福田英子 妾の半生涯 青空文庫
われは拿破里の旅寓に入りて、三通の書信に接したり。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
街上にてベルナルドオの面を見んことの影護く、又此地に來てより交を結びし人には、相見んことの願はしくもあらねば、われは旅寓の一室にたれこめて此日を暮さんとおもひ居たり。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
木賀の松坂屋は其旅寓である。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
」志村玄叔、今の名良※さんの語る所に拠れば、旅寓は「夷川町染物屋の別宅」であつたと云ふ。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
「七月廿日夕、柏軒先生京師旅寓より、御同人御大病に付、繰合早々上京可致旨、安策より申越候に付、願書差出候処、即刻願之通勝手次第被仰付、翌朝発足、廿六日朝京著之処、去十九日御卒去之由、八月廿一日発喪相成、九月十九日京発、十月三日福山帰著。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
既にして次年癸亥に至り、柏軒が京都の旅寓に病んだ。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
予が九州に来てから、主筆はわざわざ我旅寓を訪われたので、予は共に世事を談じ、また間んで、一社員はまた予をおとずれて、この新年の新刊のために何か書けと曰うた。
森鴎外 鴎外漁史とは誰ぞ 青空文庫