帰程
帰程
名詞
標準
文例 · 用例
「簡合春川」の詩に「漸迫帰程発※期、江城梅落鳥鳴時」と云ひ、「留別真野先生」の詩に「帰期已及百花辰、恨負都門行楽春」と云つてある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
「帰程忽及大猪水、水阻始通灘猶駛、渉夫出没如鳧※、須臾出険免万死」の初四句は、当時|渉河の光景を写し出して、広重の図巻を展ぶるが如くである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
爰許今朝出馬、黒石通り、中野村迄帰程、様子相尋候処、五七日内には出艦手筈難及由に付、午刻より又々弘前行相催す。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
狐の袖無を着て天下を行くものは、日記を懐にして百年の憂を抱くものと共に帰程に上る。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
午前二時、号砲を放ちて出航し、ようやく帰程に上る。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫