ちょろまかす
ちょろまかす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to pilfer
文例 · 用例
豕も随分ずるいもので、相当に樫の実を貰いまた樫の棒でどやされるにかかわらず、ややもすれば隙を伺うてトルーフルをちょろまかす。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
いろいろ話をきかされて居ると、照子が小さい金入れをちょろまかすのはいかにもありそうなことと思われて来ると共に、当人のその行為に対する心持も、世間でいう善悪の基準など一切ぬきにした自由さにあるらしいことが諒解されて来た。
— 宮本百合子 『斯ういう気持』 青空文庫
わずかの間もずるけずに何かしていて、主家の物などは間違ってもちょろまかすような男ではなかった。
— ――獄中手記―― 『何が私をこうさせたか』 青空文庫
……プロレタリアのものをプロレタリアがちょろまかす――そりゃボリシェビキのすることじゃない。
— 宮本百合子 『ズラかった信吉』 青空文庫
それをかおうと猶太人の悪者、おもう半値もつけないで、うまうまジャックをちょろまかす。
— 北原白秋訳 『まざあ・ぐうす』 青空文庫
いつの間にかは、馬車賃をちょろまかすことも平気になって、イレンカトムが黒を相手に、ポツポツと種を蒔き、種を刈入れている間に、豊の生活は彼の想像も及ばないように変って行った。
— 宮本百合子 『風に乗って来るコロポックル』 青空文庫
その場の必要な行政的権限を確保しつつ、前わたしとして渡せば、営団のちょろまかす範囲はいくらかへると考えられまいか。
— 宮本百合子 『人民戦線への一歩』 青空文庫
それにも拘らずついにこの男の正義心が、ビタを一枚盗むこと、物を一つちょろまかすことを、絶対に許しませんでした。
— 新月の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
彼はレジの小銭をちょろまかして、お菓子を買った。
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会社の備品をこっそりちょろまかすのは、立派な犯罪だ。
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兄に内緒で、冷蔵庫のプリンをちょろまかして食べた。
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