素っ頓狂
すっとんきょう
形容動詞
標準
wild
文例 · 用例
令嬢があるじゃない」 知子が、キャッハッハと素っ頓狂な声で笑った。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
それはさておき、一同がおとし穴に気をとられているとき、キョロキョロとあたりを見廻していた牛丸平太郎が、突然、「あっ」と、素っ頓狂な声をあげた。
— 海野十三 『少年探偵長』 青空文庫
こういう素っ頓狂な環境で、どんなことがはじまろうというのか、石田氏でなくとも、ちょっと聞いてみたいところだった。
— 久生十蘭 『我が家の楽園』 青空文庫
自分を皇帝の身代りに処刑するなどという考えはどうも素っ頓狂なばかりでなく、かりにもしそうだとしたら自分を釈放する筈はなく、まして皇帝として待遇する謂なぞない。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
その後かけ違って碌すッぽ挨拶も申さず御無沙汰ばかり致しておりながら、こんなところ素っ頓狂にとび出して声をかけるんだから、聞こえぬふりをして礫き倒して行かれたって文句のねえところなのに、よくまァ停めて下すった。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
あの男は素っ頓狂でいうことは馬鹿馬鹿しいが、腹の中は良い人間だよ、――それから、これはいくらでもないが、香奠のしるしだ」 平次は妙に湿っぽい心持になって、財布と煙草入に投り込んで置いた小粒を五、六枚、平次にとって、それは今の全財産ですが――鼻紙にひねって、女房の前に押しやるのでした。
— 怪盗系図 『銭形平次捕物控』 青空文庫
「あッ、親分」 先に入った八五郎は、思わず素っ頓狂な声を張り上げます。
— 怪盗系図 『銭形平次捕物控』 青空文庫
」「代地のお秀さん――船宿の――」「来たよ、親分」 ガラッ八は素っ頓狂な声を出しました。
— 青い帯 『銭形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
静かな会議室に、彼の素っ頓狂な笑い声が響き渡った。
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予想外の質問に、彼は素っ頓狂な声を上げて驚いた。
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素っ頓狂な格好で街を歩く彼に、周囲の視線が集まっている。
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