画竜点睛
がりょうてんせい異読 がりゅうてんせい
名詞
標準
finishing touches
文例 · 用例
この蠅がいわゆる画竜点睛の役目をつとめる。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
ところがこの好奇心が遺憾なく満足されべき画竜点睛の名前までいよいよ読み進んだ時、自分は突然驚いた。
— 夏目漱石 『手紙』 青空文庫
それは画竜点睛などという言葉があるように、竜の目を入れる日のためにあらゆる竜は描かれており、自分の生命の存在への「問い」が答えられた、高まった瞬間にこの竜の目を入れて、彼は自在の世界に移入しているのである。
— 中井正一 『美学入門』 青空文庫
いや二人の兄妹の、晩年の事跡を語らなかったならば、画竜点睛とならないかもしれない。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
秀麗なる山水も愚妻によって画竜点睛となる、湯本から二つ車を命じて、僕が後から妻君の後ろ姿を拝して坂を上って行く。
— 正宗白鳥 『空想としての新婚旅行』 青空文庫
そのとき各々の人たちの芸はそれぞれ皆はじめて画竜点睛、ポッカリと江戸紫の花咲きそめることだろう。
— 正岡容 『小説 圓朝』 青空文庫
それであればこそ、画竜点睛とも云うべき肝心の刹那の表情が、どう想像しても漠として眼の前に描き出せないのだろう。
— 夏目漱石 『思い出す事など』 青空文庫
西側の大きな窓から問題の有明荘の灯影が一つ二つ樹の間を通して仄見えるのは、この際背景としてまことに適切、まさに画竜点睛の趣きがあるのである。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
作例 · 標準
このデザインは、最後に加えたこの小さな装飾が、まさに画竜点睛となった。
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事件の真相は、彼の証言という画竜点睛によって、一気に明らかになった。
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プレゼンテーションは順調だったが、最後の質疑応答が画竜点睛となった。
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彼女の歌声は素晴らしかったが、最後の高音の伸びが画竜点睛だった。
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