重金
じゅうきん
名詞
標準
文例 · 用例
その入り口の小さな煉瓦造りの事務所には、年の若い監視補たちが二重金ぼたんの背広に、海軍帽をかぶって事務を取っていたが、そこに近づく葉子の様子を見ると、きのう上陸した時から葉子を見知っているかのように、その飛び放れて華手造りな姿に目を定めるらしかった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
用兵術もまた暗黒時代となれる中世を経て、ルネッサンスとともに新用兵術生まれしが、重金思想は傭兵を生み、その結果、持久戦争の時代となれり。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
滔々たる世俗の流輩が重金説・保護主義・専売主義等に心酔したるももとよりうべなりというべし。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫