逆しま
さかしま
名詞形容動詞頻度ランク #32124 · 青空 60 例
標準
reverse
文例 · 用例
」 ブドリはしかたなく力いっぱいにそれを青空に投げたと思いましたら、にわかにお日さまがまっ黒に見えて逆しまに下へおちました。
— 宮沢賢治 『グスコーブドリの伝記』 青空文庫
そのおもてへ逆しまに、南の空にそびえて無言、沈默の輪廓を畫がく富士の峰は寂しく映るが、戀の最も手ごたへある姿はなぜ出ないのだらうと義雄は考へた。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
蛇は大樹の下に来ると、九つの尾を逆しまにしてくるくると舞った。
— 子不語 『中国怪奇小説集』 青空文庫
すべてを葬る時の流れが逆しまに戻って古代の一片が現代に漂い来れりとも見るべきは倫敦塔である。
— 夏目漱石 『倫敦塔』 青空文庫
星黒き夜、壁上を歩む哨兵の隙を見て、逃れ出ずる囚人の、逆しまに落す松明の影より闇に消ゆるときも塔上の鐘を鳴らす。
— 夏目漱石 『倫敦塔』 青空文庫
「人を屠りて餓えたる犬を救え」と雲の裡より叫ぶ声が、逆しまに日本海を撼かして満洲の果まで響き渡った時、日人と露人ははっと応えて百里に余る一大|屠場を朔北の野に開いた。
— 夏目漱石 『趣味の遺伝』 青空文庫
自然の径路を逆しまにして、暗い土から、根を振り切って、日の透る波の、明るい渚へ漂うて来た。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
半世の歴史を長き穂の心細きまで逆しまに尋ぬれば、溯るほどに暗澹となる。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
作例 · 標準
写真が逆しまに飾られているのに、誰も気づかなかった。
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彼は怒りで頭が逆しまになり、冷静な判断ができなかった。
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「あら、ボタンが逆しまについてるわ。」と母が言った。
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標準
unreasonable
作例 · 標準
彼の主張は道理に合わず、まったく逆しまな意見だった。
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そんな逆しまなことを言われても、納得できるはずがない。
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「それはあまりにも逆しまだ!」と彼は声を荒げた。
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