都大路
みやこおおじ
名詞
標準
avenue in the capital
文例 · 用例
爛熟し、頽廢し、さうしてさびた揚句の果が、こんな閑寂にたどりついたので、私は、かへつて、このせまい裏路に、都大路を感ずるのである。
— 太宰治 『九月十月十一月』 青空文庫
そうして二人とも美しい顔をゆがめてチューインガムをニチャニチャ噛みながら白昼の都大路を闊歩しているのであった。
— 寺田寅彦 『チューインガム』 青空文庫
しかし、太平の世の中でもまれには都大路に白昼追いはぎが出たり、少し貸してくれなどという相手も出現するから、そういう時にはこれがたちまちにして原始民時代の武器として甦生するという可能性も備えているのである。
— 寺田寅彦 『ステッキ』 青空文庫
しかし現代のジャーナリズムは、まだまだ恐ろしいいろいろの怪物を毎朝毎夕製造しては都大路から津々浦々に横行させているのである。
— 寺田寅彦 『ジャーナリズム雑感』 青空文庫
大空を藍色に見せ、夕日を黄金色に沈ませ、都大路の色硝子に曇って、文明の悲哀を匂わせる。
— 夢野久作 『塵』 青空文庫
あの日の出づる邊、我故國では今頃は定めて、都大路の繁華なる處より、深山の奧の杣の伏屋に到るまで、家々戸々に日の丸の國旗を飜して、御國の榮を祝つて居る事であらう。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
切符を買つて、改札口を出て、精々、着た切の裾へ泥撥を上げないやうに、濡れた石壇を上ると、一面雨の中に、不知火の浮いて漾ふ都大路の電燈を見ながら、横繁吹に吹きつけられて、待合所の硝子戸へ入るまで、其の割に急がないで差支ぬ。
— 泉鏡太郎 『大阪まで』 青空文庫
この句がもし「月天心都大路を通りけり」だつたら、月が非常に小さな物になり、句の印象から消滅してしまふ。
— 萩原朔太郎 『月の詩情』 青空文庫
作例 · 標準
都大路を彩る桜並木は、春の訪れを告げる。
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祭りでは、豪華な山車が都大路を練り歩いた。
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昔の都大路は、今の幹線道路のような役割を果たしていた。
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