拉げる
ひしげる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to be crushed
文例 · 用例
なんとも言えない勇ましい新しい力――上げ潮のように、腹のどん底からむらむらとわき出して来る新しい力を感じて、君は「さあ来い」と言わんばかりに、艪をひしげるほど押しつかんだ。
— 有島武郎 『生まれいずる悩み』 青空文庫
「ははは、今も兄上と、途々話したことですが、まだまだ」「まだでしょうか」「ご心配はない」「でも、かた言ぐらいは」「泣けば、よいのです、泣くことは、泣くでしょう」「時々、耳のひしげるような大声で、泣きまする」「それでいい」有範はべつに気にはしていなかった。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
駈けよる郎党に、矢を抜かせながらも、混戦中の味方を声もひしげるほど、励ましていると、猪のように味方を掻き分けて来た一名の勇士が、「日向の甥よな」 と、いきなり突いて来た。
— 第七分冊 『新書太閤記』 青空文庫
作例 · 標準
落石によって車の屋根がひどく拉げてしまい、修理が必要だ。
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長年使い込んだ鍋の底が拉げているが、愛着があって捨てられない。
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段ボール箱が重みで拉げて、中の中身が少しはみ出してしまった。
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