行跡
ぎょうせき
名詞
標準
behavior
文例 · 用例
すべて、仰望して以て手本となすべき人たちの行跡である。
— 太宰治 『金錢の話』 青空文庫
高浜、坂本、寒川諸氏と先生と自分とで神田連雀町の鶏肉屋へ昼飯を食いに行った時、須田町へんを歩きながら寒川氏が話した、ある変わり者の新聞記者の身投げの場面がやはり「猫」の一節に寒月君の行跡の一つとして現われているのである。
— 寺田寅彦 『夏目漱石先生の追憶』 青空文庫
夫の不行跡を待ちもうけただけに、そんな些細なことでも妻のヒステリーに異常な刺戟を与えました。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
そんな事を未亡人の生前の不行跡と一緒に長々と書き並べてある。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
」 若旦那の不行跡に就いて、その母と、その店の番頭が心配している場面のようである。
— 太宰治 『酒の追憶』 青空文庫
実際、彼には、生来さうした行跡は殆どないと言つてもよかつた。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
不行跡よりして痳疾を得、暴飮よりして心臟異常を來し、無法の擧動よりして筋骨を挫折するを致せるが如きは、招いて得た疾病である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
怪しからん不行跡です。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫