陳ずる
ちんずる
動詞
標準
文例 · 用例
われは前段なる不能の理由をも、おもにレツシングによりて陳じたれば、こゝに不欲の理由を陳ずるに當りても、又レツシングが論に據らむとす。
— 森鴎外 『柵草紙の山房論文』 青空文庫
頼家 たといいかように陳ずるとも、憎き北条の使いなんどに対面無用じゃ。
— 岡本綺堂 『修禅寺物語』 青空文庫
頼家 たとひ如何やうに陳ずるとも、憎き北條の使なんどに對面無用ぢや。
— 岡本綺堂 『修禪寺物語』 青空文庫
賦すとは其事を陳ずるなり。
— 芥川龍之介 『念仁波念遠入礼帖』 青空文庫
甲「何うじゃ、是にても尚陳ずるか、相違有るまい何うじゃ」 園「え、恐入りましてございます」 甲「縄打てえ」 と云うとトンと縁から下へ突落されると直にバラ/\と来て縄を掛ける。
— 三遊亭圓朝 『政談月の鏡』 青空文庫
クリュセーイスの身に代ふる好き賠償を收むるをわが許さざる故をもて、遠く矢を射るアポローン、 110ダナオイ族に禍を降すと衆の集りのもなかに立ちて陳ずるや?
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
涙を流し陳ずるを千仭深き波の底、*老いたる父の海神のかたへに神母きゝとりつ、銀波忽ちかきわけて煙霧の如く浮び出で、潜然として涙なる愛兒の前に向ひ坐し、 360玉手に彼をかい撫でて即ち彼に向ふて曰ふ、『愛兒なに故悲むや、何故心痛むるや?
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
斯く陳ずるを腕白きヘーレー聞きてほゝゑみつ、 595笑みて其子の捧げたる二重盃手にとりぬ。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫