将器
しょうき
名詞
標準
文例 · 用例
今日な……」「事に当って、是か非か、じっと考え込まれる時には、考えておられるが、決すると、堰を切ったように、従兄弟様の光春様へも、すぐ指図して、こうなさい、ああなさいと、きびきび指図してしまう」「将器じゃの。
— 第一分冊 『新書太閤記』 青空文庫
けれど、彼は凡将ではなかったが、傑出した将器でもなかった。
— 第四分冊 『新書太閤記』 青空文庫
さもあらばあれ、毛利も誉れある武門の家だ、両川も非凡といえる将器である。
— 第六分冊 『新書太閤記』 青空文庫
理づめで申さば、まずそんなものであろうが、三歳の幼君をいただくのと、お年ばえもたのもしき将器豊かなる御方を仰ぐのとでは、われら重責を負う遺臣としても、その施政に士気に、将来の大計にも、やはり大きな違いがないわけには参るまい。
— 第八分冊 『新書太閤記』 青空文庫
将器たるわしの不才が招いた過ちだ」 さしずめ玄徳は、落ちてゆく道を求めなければならない。
— 臣道の巻 『三国志』 青空文庫
それとも偶然、ゆうべのような絶好な夜靄にめぐりあったのですか」「およそ、将たる人は、天文に通じ、地理に精しく、陣団の奇門を知らずしては、いわゆる将器とはいわれますまい。
— 赤壁の巻 『三国志』 青空文庫
坂東武者というやつは、元来がそういうところで自己を託している人間の将器というものの軽重を、内々、測っているやつだ。
— 新田帖 『私本太平記』 青空文庫