初編
しょへん
名詞
標準
volume one
文例 · 用例
「お馬ヒンヒン」という語はいつ頃からあるかまだ確かめないが、一九の『東海道中膝栗毛』初編には「ヒイン/\」または「ヒヽヒン/\」など見えている。
— 橋本進吉 『駒のいななき』 青空文庫
初編だけ刊行されたが八百頁の大冊である。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
「児雷也豪傑譚」の初編の出たのは天保十年で、作者も最初から全部の腹案が立っていた訳でもないらしく、それが大当りを取ったところから、図に乗って止度も無しに書きつづけているうちに、第十一編を名残として嘉永二年に作者は死んだ。
— 岡本綺堂 『自来也の話』 青空文庫
その上演は嘉永五年、河原崎座の七月興行で、原作の初編から十編までを脚色して、外題はやはり「児雷也豪傑|譚話」――主なる役割は児雷也(団十郎)、妖婦越路、傾城あやめ、女巡礼|綱手(岩井粂三郎)、高砂勇美之助、大蛇丸(嵐|璃寛)などであった。
— 岡本綺堂 『自来也の話』 青空文庫
わたくしは茶山集の初編を披いて検した。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
浜野氏所蔵の「朴斎詩鈔初編」に拠るに、朴斎は文政庚辰より丁亥に至る八年間、菅氏の養子になつてゐた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
わたくしは其初編二編が何時何れの書肆より発行せられたかを知らむと欲して、文淵堂主を煩はして検してもらつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
「初編は紀元二千五百三十四年四月、二編は同年六月|発兌と有之候。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
作例 · 標準
この古典小説は、上下二巻で構成されており、来月には待望の初編が発売される予定だ。
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彼の長編漫画は、読者の熱い要望に応えてついに単行本の初編が刊行された。
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その歴史書は、全三巻の壮大なスケールで、まずは古代史を扱う初編から読み始めた。
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