杉戸
すぎど
名詞
標準
door made of cedar
文例 · 用例
十八 ばたり、閉めた杉戸の音は、かかる夜ふけに、遠くどこまで響いたろう。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
」 杉戸|遣戸の隙間より凩漏れて冷かに、燈籠の灯影明滅して、拭磨かれたる板敷は、白く、青き、光を放てり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
中の間の杉戸の鍵に注意を向けられたり、老母の枕元の財布の位置まで観察されたりした時には、正直のところもうイケないと思った。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
と、前の流れへ杉戸が流れて来たが、それが不思議に立ちあがったので、かけてあった菰が落ちた。
— 田中貢太郎 『南北の東海道四谷怪談』 青空文庫
伊右衛門は恐ろしいので杉戸を前へついた。
— 田中貢太郎 『南北の東海道四谷怪談』 青空文庫
杉戸は其のひょうしにばったりと裏がえしになった。
— 田中貢太郎 『南北の東海道四谷怪談』 青空文庫
それも姉が小平と不義をしたと云って、小平とともに杉戸へ打ちつけられたと聞いては、泣くにも涙が出なかった。
— 田中貢太郎 『南北の東海道四谷怪談』 青空文庫
さて手を取つて、其のまゝなやし/\、お表出入口の方へ、廊下の正面を右に取つて、一曲り曲つて出ると、杉戸が開いて居て、畳の真中に火桶がある。
— 泉鏡花 『妖魔の辻占』 青空文庫
作例 · 標準
廊下の突き当たりにある杉戸には、鮮やかな孔雀の絵が描かれている。
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杉戸を開けると、中からひんやりとした古い蔵の空気が流れ出してきた。
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職人の手によって修復された杉戸は、長い年月を経て深みのある色合いになった。
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