捲し立てる
まくしたてる
動詞
標準
文例 · 用例
しかし今夜の彼女は、捲し立てるには痛手を負いすぎていた。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
……そして、今ひとりで静かに寝ていますか」私は、どうかして、よそながらにでも、そうっと様子を見たそうにいうと、母親は、また一生懸命に捲し立てるような調子で、「ほて、今、京都におらしまへんのどす」「えッ、あそこに寝ているんじゃないんですか。
— 近松秋江 『狂乱』 青空文庫
ところで話中、鳴り物を随所に駆使するのが特色の大阪落語は、小咄の落ちのあとへも、間髪をいれず華やかに囃子で捲し立てるのであるが、故立花家|花橘が、あるレコードへこの「猫」三題を吹き込んだ時には、股間を見上げて「フーッ!
— 正岡容 『艶色落語講談鑑賞』 青空文庫