知徳
ちとく
名詞
標準
knowledge and virtue
文例 · 用例
王の眼、眉、口等が無量の動的表現を以て王の知徳を国民に知らしむべく努力したるにも拘らず、国民の尊信は悉く王の鼻にのみ集中せり。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
畢竟知識と道徳とは盲目なる本能の指導者のみ、助言者のみ、本能は君主にして知徳は臣下のみ、本能は目的にして知徳は手段のみ。
— 高山樗牛 『美的生活を論ず』 青空文庫
知徳其物は決して人生の幸福を成すものに非ざる也。
— 高山樗牛 『美的生活を論ず』 青空文庫
しかるにいま一時の術を用いて下民を御しその知徳の進むを待つとは、威をもって人を文明に強ゆるものか、しからざれば欺きて善に帰せしむるの策なるべし。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
平民の知徳を開き、これをして公に民事を議するの権を得せしむる者も、この子女ならん。
— 福沢諭吉 『京都学校の記』 青空文庫
知徳合一 我我は我我自身さえ知らない。
— 芥川龍之介 『侏儒の言葉』 青空文庫
知徳秀で、忠孝の志厚く、古今の書に通じ、芸道に明るく、挙止端正にして礼にかなひ、温容よく子供をなつかしめ、弱者に対して涙あり、想は磨かれて詩歌ともなり、人心の機微をつかんで、明察よく事を断ずるといふのがこれであります。
— ――力としての文化 第四話 『青年の矜りと嗜み』 青空文庫
お豊が必ずしも知徳兼備の賢婦人ならざるをも知らざるにはあらざりき。
— 徳冨蘆花 『不如帰 小説』 青空文庫
作例 · 標準
あの先生は、学識だけでなく人間性も優れており、まさに知徳を兼ね備えた人物だ。
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知徳を磨くことは、人生を豊かにするために不可欠である。
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親は子供に、知徳を兼ね備えた人間に育ってほしいと願うものだ。
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