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保養院

ほよういん
名詞
1
標準
sanatorium
文例 · 用例
皆様、この保養院の窓にはこんなに、みんな鉄柵が入れてありますけれど、こんなに目が荒らくちゃ――世間の出来事がすっかり聴えてしまいますよ。
蘭郁二郎 幻聴 青空文庫
街見物、保養院長鳥潟博士訪問、博士は大学同窓也。
斎藤茂吉 つゆじも 青空文庫
この山口といふ男は当時の私のたつた一人の友達だが(もう一人沢辺といふのがゐたがこれはほんとに発狂して巣鴨の保養院に入院中であつた――)私が日夜の妄想に悩み孤独を怖れて連日彼を訪れるものだから、彼は私の蒼白な顔とギラギラ底光りのする眼付に怯えて、突然夜逃げをしてしまつた。
坂口安吾 手紙雑談 青空文庫
いよいよ須磨の保養院に転地するようになったのはそれから間もないことであった。
高浜虚子 子規居士と余 青空文庫
保養院に於ける居士は再生の悦びに充ち満ちていた。
高浜虚子 子規居士と余 青空文庫
何の雲翳もなく、洋々たる前途の希望の光りに輝いていた居士は、これを嵐山清遊の時に見たのであったが、たとい病余の身であるにしても、一度危き死の手を逃れて再生の悦びに浸っていた居士はこれを保養院時代に見るのであった。
高浜虚子 子規居士と余 青空文庫
居士の保養院に於ける言葉はその後余の心の重荷であった。
高浜虚子 子規居士と余 青空文庫
須磨の保養院にいた時の再生の悦びに充ちていた顔はもう見ることが出来なかった。
高浜虚子 子規居士と余 青空文庫
作例 · 標準
かつては、結核などの療養のために、多くの保養院が山間部などに設立されていた。
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現代では、医療技術の進歩により、保養院のような施設は減少傾向にある。
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その保養院は、静かな環境で患者が心身を休めることを目的としている。
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