小鴨
こがも異読 コガモ
名詞
標準
green-winged teal (species of duck, Anas crecca)
文例 · 用例
水底を見て来た顔の小鴨かな、つまりその顔であったわけだが、さらに、よろよろ船腹の甲板に帰って来て眼前の無言の島に対しては、その得意の小鴨も、首をひねらざるを得なかった。
— 太宰治 『佐渡』 青空文庫
小鴨は、大いに狼狽した。
— 太宰治 『佐渡』 青空文庫
淵にはとき/″\小鴨の寄る話を安宅先生はしていました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
池上の寮は、やゝその昔の俤をとゞめたものらしく、この人家櫛比の中に在ってはちっとも目立ちませんが、門の中へ入ると、もとは隅田川から鴎に混って小鴨がひょこり/\と浮いて入って来たという、その水門口の跡の残っている池が中心で、石だけの中の島に、やゝ勾配のある柴の橋が架っております。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
高部や小鴨や大鴨も見える。
— 伊藤左千夫 『春の潮』 青空文庫
鷭も小鴨も、田鷸も、鶉も色々たんと棲んでゐる世の中だ。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
「秋沙」は、鴨の一種で普通|秋沙鴨、小鴨などと云っている。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
第二十九 鴨飯 は真鴨か小鴨の肉を細かく切って生のまま桜飯へ混ぜて炊きます。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫
作例 · 標準
凍てつく冬の池で、小鴨たちが身を寄せ合って寒さを凌いでいた。
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双眼鏡を覗くと、水面に潜って餌を探す小鴨の愛らしい姿が見えた。
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シベリアから渡ってきた小鴨の群れが、春の訪れとともに北へと飛び立っていった。
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