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他山

たざん
名詞
1
標準
another mountain
文例 · 用例
文学者の文学論、文学観はいくらでもあるが、科学者の文学観は比較的少数なので、いわゆる他山の石の石くずぐらいにはなるかもしれないというのが、自分の自分への申し訳である。
寺田寅彦 科学と文学 青空文庫
その後源頼朝もいたくこの寺の藥師如來を信仰して多くの莊園を奉納し、下つて徳川廣忠は子なきを患ひて此所に參籠祈願して家康を生んだといふので家光家綱相續いて殿堂鐘樓樓門その他山林方三里、及び多大の境地を寄附し、新に家康の廟東照宮を置き一時は寺封千三百五十石、十九ヶ村の多きに上つたといふことである。
若山牧水 鳳來寺紀行 青空文庫
この石門、他山にもちゆけば、見事なる石門なるも、第一石門、第四石門などの間に介するを以て、最も平凡也。
大町桂月 妙義山の五日 青空文庫
その他山鳩の啼く音、駒鳥の啼く音、それからそれと思ひ出されて來て、斯う書いてゐながらも何處やらにそれらの鳥のそれぞれの寂しい聲の聞えてゐるのを感ずるのだ。
若葉の頃と旅 樹木とその葉 青空文庫
もちろんこうしたことは、それこそ「よけいなお世話」で、男子の私よりも婦人の方が、くわしいことですが、しかし「他山の石、もってわが玉を磨くべし」だと思います。
高神覚昇 般若心経講義 青空文庫
そんな心境は、もう抜けてゐる――とか、あの頃に比べて、この頃は――とか、そのやうに望ましいあらゆる比較級の言葉は、成長力を知らない彼の心境にとつては、決して通用しない他山の宝石であつた。
牧野信一 鏡地獄 青空文庫
稽古館教授にして、五十石町に私塾を開いていた工藤他山は、元秀と親善であった。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
これは他山がいまだ仕途に就かなかった時、元秀がその貧を知って、※を受けずして懇に治療した時からの交である。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
作例 · 標準
他山の動向に気を取られるあまり、自分たちの足元がおろそかになってはいけない。
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他山に学ぶ」という謙虚な姿勢を持ち続けることが、組織の成長には不可欠だ。
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他山の状況が良くなれば、巡り巡って我々のビジネスにも好影響があるだろう。
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