塩花
しおばな
名詞
標準
purifying salt
文例 · 用例
塩花こそふらね跡は一まづ掃き出して、若旦那退散のよろこび、金は惜しけれど見る目も憎ければ家に居らぬは上々なり、どうすればあのやうに図太くなられるか、あの子を生んだ母さんの顔が見たい、と御新造例に依つて毒舌をみがきぬ。
— 樋口一葉 『大つごもり』 青空文庫
誰が対手に成るものか、黙って動かす団扇の手は、浦風を軒に誘って、背後から……塩花塩花。
— 泉鏡花 『浮舟』 青空文庫
いざというとき、たゞおっぽり出されの、あばよで塩花を撒かれてしまうんではつまらないよ。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
へい鼬が鳴いてもお呪禁に、柄杓で三杯流すんですから、おかみさん、さっさと塩花をお撒きなさいまし。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
大僧正がお介添えまいらせて、予定のとおり御霊屋へご参拝が終わると、ご接待というのは塩花お白湯がたった一杯。
— 献上博多人形 『右門捕物帖』 青空文庫
清めの塩花が道いっぱいにふりまかれて、ふたたび清らかに箒目のたてられたお成り道へ、「堀丹羽守様ア――」「太田|摂津守様ア――」「石川|備中守様ア――」 声から声がつづいて、待ちうけていたお跡参りの乗り物があとからあとからと、洪水のように流れだしました。
— 献上博多人形 『右門捕物帖』 青空文庫
久しい間沈黙していた豊島与志雄がこのごろ「塩花」などをはじめ、若い女性を主人公とするいくつもの作品を発表しています。
— ――新日本文学会における一般報告―― 『一九四六年の文壇』 青空文庫
「塩花」から「牛乳と馬」にすすんでいる豊島与志雄の前進は、明日へどうはこばれてゆくであろうか。
— 宮本百合子 『五〇年代の文学とそこにある問題』 青空文庫
作例 · 標準
相撲の力士は、土俵に塩花を撒いて清める。
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新しい家を建てる際、清めの塩花を四隅に置く習慣がある。
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試合前には、必ず塩花を撒いて勝利を祈願する。
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標準
pile of salt placed by the door of a shop or restaurant
作例 · 標準
開店祝いには、店先に立派な塩花が飾られていた。
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彼の店はいつも清潔で、玄関の塩花もきれいに保たれている。
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その料亭では、毎朝新しい塩花を置いて客を迎える。
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標準
whitecap
作例 · 標準
沖合には、風に舞う塩花がいくつも見えた。
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冬の日本海は荒れ、白い塩花が次々と砕ける。
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船から見ると、波の頂に輝く塩花が美しかった。
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