凧
いかのぼり異読 いか
名詞頻度ランク #21124 · 青空 1083 例
標準
kite
文例 · 用例
なんと鍋屋横丁の裏辺りから東京高等学校の辺りにかけてといふものは、いやな東京の郊外中でもわけてもいやな所であり、硝子障子から外をみると、枯草の野ッ原の中で子供が三つ凧を揚げてゐる。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
どれもこれも白い菱形の小さな凧で、僕の魂の如くはかなく風に浮揚してゐる。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
凧のかげ夕方かけて読書かな夕立やかみなり走る隣ぐに沓かけや秋日にのびる馬の顔鯛の骨たたみにひらふ夜寒かな秋ふかき時計きざめり草の庵石垣に冬すみれ匂ひ別れけり 彼の俳句の風貌は、彼の人物と同じく粗剛で、田舎の手織木綿のやうに、極めて手触りがあらくゴツゴツしてゐる。
— 俳人としての芥川龍之介と室生犀星 『小説家の俳句』 青空文庫
冬の部凧きのふの空の有りどころ 北風の吹く冬の空に、凧が一つ揚っている。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
その同じ冬の空に、昨日もまた凧が揚っていた。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
その青空の上に浮んで、昨日も今日も、さびしい一つの凧が揚っている。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
しかもそのちがった空に、いつも一つの同じ凧が揚っている。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
即ち言えば、常に変化する空間、経過する時間の中で、ただ一つの凧(追憶へのイメージ)だけが、不断に悲しく寂しげに、穹窿の上に実在しているのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
作例 · 標準
週末、公園には親子連れで賑わい、色とりどりの凧が青空に舞っていた。
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「お父さん、もっと風に乗せて!そうしないと、凧が落ちちゃうよ!」
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毎年正月には、地域によっては巨大な縁起物の凧が揚げられる風習がある。
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強風注意報が発表された地域では、安全のため凧揚げは控えるよう呼びかけられている。
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ウィキペディア
凧(たこ)とは、糸で牽引して揚力を起こし、空中に飛揚させる物。木や竹などの骨組みに紙、布、ビニールなどを張って、紐で反りや形を整えて作られる。世界各地にある。日本では正月の遊びとして知られ、古語あるいは地方名で紙鳶(しえん)、旗(はた)、いかなどとも言う。
出典: 凧 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0