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弘徽殿

こきでん異読 こうきでん
名詞
1
標準
ladies' pavilion (of the inner Heian Palace)
文例 · 用例
「死んでからまでも人の気を悪くさせる御寵愛ぶりね」 などと言って、右大臣の娘の弘徽殿の女御などは今さえも嫉妬を捨てなかった。
桐壺 源氏物語 青空文庫
秋風の音にも虫の声にも帝が悲しみを覚えておいでになる時、弘徽殿の女御はもう久しく夜の御殿の宿直にもお上がりせずにいて、今夜の月明に更けるまでその御殿で音楽の合奏をさせているのを帝は不愉快に思召した。
桐壺 源氏物語 青空文庫
このころの帝のお心持ちをよく知っている殿上役人や帝付きの女房なども皆弘徽殿の楽音に反感を持った。
桐壺 源氏物語 青空文庫
この結果を見て、あれほどの御愛子でもやはり太子にはおできにならないのだと世間も言い、弘徽殿の女御も安心した。
桐壺 源氏物語 青空文庫
母親のないという点だけででもかわいがっておやりなさい」 と帝はお言いになって、弘徽殿へ昼間おいでになる時もいっしょにおつれになったりしてそのまま御簾の中にまでもお入れになった。
桐壺 源氏物語 青空文庫
現在の弘徽殿の女御の嫉妬の対象は藤壺の宮であったからそちらへ好意を寄せる源氏に、一時忘れられていた旧怨も再燃して憎しみを持つことになった。
桐壺 源氏物語 青空文庫
なお生きようとする自分の心は未練で恥ずかしいが、弘徽殿あたりで言う詛いの言葉が伝えられている時に自分が死んでしまってはみじめな者として笑われるばかりであるから、とそうお思いになった時からつとめて今は死ぬまいと強くおなりになって、御衰弱も少しずつ恢復していった。
紅葉賀 源氏物語 青空文庫
弘徽殿の女御がこれに平らかでないことに道理はあった。
紅葉賀 源氏物語 青空文庫
作例 · 標準
月明かりに照らされた弘徽殿から、雅な琴の音が漏れ聞こえてきた。
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弘徽殿の女御が纏う十二単の裾が、廊下を渡るたびにサラサラと鳴った。
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平安の歴史絵巻の中で、弘徽殿は権力争いの舞台として描かれている。
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ウィキペディア

弘徽殿(こきでん)とは、平安御所の後宮の七殿五舎のうちの一つ。転じて、弘徽殿を賜った后妃の称としても使われる。後者で女御の場合は「弘徽殿女御(こきでんのにょうご)」とも呼ぶ。

出典: 弘徽殿 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0