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目脂

めやに
名詞
1
標準
文例 · 用例
黄色い、目脂のもつとやはらかいやうなものがぬぐつてもとめどなく流れでるのであつた。
島木健作 盲目 青空文庫
顏はしなびて小さく眼はしよぼしよぼし、絶えず目脂が流れ出てゐた。
島木健作 青空文庫
」とたんに目脂のたまつた凹んだ眼窩の奧の鈍い光りのなかにおづおづしながらさう抗議してゐるはげしいいろを讀みとると、太田の意氣ごんだ興奮はたちまちにして萎え、もう再たび話しつゞける勇氣は出なかつた。
島木健作 黎明 青空文庫
顔はしなびて小さく眼はしょぼしょぼし、絶えず目脂が流れ出ていた。
島木健作 青空文庫
圭子はよく彼女を捉へて、注し薬をたらして滲みこませるために、目蓋を剥きかへして、何分かのあひだ抑へてゐるのであつたが、片目の目脂が少し減つたと思ふと、今度は他の片方が悪くなつたりして、いつ快くなるか解らなかつた。
徳田秋声 チビの魂 青空文庫
隠士は目脂の溜った眼をしょぼつかせながら答えた。
中島敦 悟浄出世 青空文庫
」茶店の媼さんは、目脂の浮いた眼で博士の顔と紙幣とを等分に見くらべた。
大正八(一九一九)年 茶話 青空文庫
涎や目脂をたらし、アア、アアと丈は云えますけれど、その他の事は何も分らないんです。
松永延造 職工と微笑 青空文庫