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農繁

のうはん
名詞
1
標準
文例 · 用例
農繁期には必らず何日間か、差配松本の持田に勞力を提供しに行かなければならなかつたが、昔からのしきたりでそれはほとんど無償勞働だつた。
島木健作 黎明 青空文庫
五月の半ば頃から、駿介は、健康恢復後の最初の仕事として、農繁期託兒所を創設するために奔走しはじめた。
島木健作 續生活の探求 青空文庫
駿介は、農繁期託兒所が、村の女子青年團とか僧侶とか、或ひはその他の有志などによつて計畫なり實行なりされたことが、一度でもあつたかどうかを、いろいろ人に訊いてみたが、今迄てんでさういふこともないらしかつた。
島木健作 續生活の探求 青空文庫
農繁期託兒所のやうな仕事は、ある特志家個人の仕事とするよりも、村の何等かの團體が經營の主體となることが望ましい。
島木健作 續生活の探求 青空文庫
農繁期託兒所は近頃、他村でもぼつぼつ始めてゐる所がありましてな。
島木健作 續生活の探求 青空文庫
農繁期託兒所に對する新たな興味と熱意とが涌いた。
島木健作 續生活の探求 青空文庫
農繁期に於ける親達の足手※ひを、何とかその期間だけ親達から隔離しておけばいいといふだけのものではない、託兒所は子供達のために獨立した使命を持つてゐる、といふことを、今更のことではないが深く感じた。
島木健作 續生活の探求 青空文庫
一刻の暇もない農繁の真最中に馬市が市街地に立った。
有島武郎 カインの末裔 青空文庫