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節穴

ふしあな
名詞
1
標準
knothole
文例 · 用例
断じてその眼を克服せよ、たかゞ二つの節穴だ。
宮沢賢治 疑獄元兇 青空文庫
もっともたゞ節穴〔よ〕りは、むしろ二つの覗き窓だ。
宮沢賢治 疑獄元兇 青空文庫
雪の上に殘つた足跡だの、死人が左手に掴んでゐた三本の縮れ毛だの、節穴からのぞいた鋭い瞳だの不思議な老人の出現だのと、好奇心は刺戟され、空想は活溌にはね廻り、作中の探偵と共に祕密を探る異樣な快感に醉はされながら、讀み始めると、私は終りまで本を離せなかつた。
南部修太郎 探偵小説の魅力 青空文庫
それは途中にただ一軒の人家しかない、そしてその家の燈がちょうど戸の節穴から写る戸外の風景のように見えている、大きな闇のなかであった。
梶井基次郎 蒼穹 青空文庫
菓子の色、紙の白きさえ、ソレかと見ゆるに、仰げば節穴かと思う明もなく、その上、座敷から、射し入るような、透間は些しもないのであるから、驚いて、ハタと夫人の賜物を落して、その手でじっと眼を蔽うた。
泉鏡花 伊勢之巻 青空文庫
塀の外をちらほらと人の通るのが、小さな節穴を透して遙に昼の影燈籠のように見えるのを、熟と瞻って、忘れたように跪居る犬を、勇美子は掌ではたと打って、「ほら、」 ジャムは二三尺|飛退って、こちらを向いて、けろりとしたが、衝と駈出して見えなくなった。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
空屋か、知らず、窓も、門も、皮をめくった、面に斉しく、大な節穴が、二ツずつ、がッくり窪んだ眼を揃えて、骸骨を重ねたような。
泉鏡花 陽炎座 青空文庫
頭の上を見ると、雨戸の節穴や乾破れた隙間から日光が射込むで、其の白い光が明かに障子に映ツてゐる。
三島霜川 平民の娘 青空文庫
作例 · 標準
古い木の板には、風雨にさらされてできた節穴がたくさんある。
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小屋の壁の節穴から、外の光が差し込んでいる。
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子供の頃、秘密基地の壁の節穴からこっそり外を覗いていた。
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2
標準
bad eyes
作例 · 標準
彼の節穴だらけの目では、本質を見抜くことは難しいだろう。
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「この重要な局面でそれを見抜けないとは、お前も節穴だな」と師匠に叱られた。
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多くの人が見逃していた問題の根源を、彼は節穴ではなかったからこそ発見できたのだ。
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