今を去ること
いまをさること
表現
標準
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文例 · 用例
ソレから江戸に来て、江戸が東京となっても、芝居見物の事は思出しもせず、又その機会もなくして居る中に、今を去ること凡そ十五、六年前、不図した事で始めて東京の芝居を見て、その時|戯れに、誰道名優伎絶倫先生遊戯事尤新春風五十独醒客却作梨園一酔人と云う詩が出来ました。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
また今を去ること三十余年、固め番とて非役の徒士に城門の番を命じたることあり。
— 福沢諭吉 『旧藩情』 青空文庫
然るに爰に遺憾なるは、我日本国において今を去ること二十余年、王政維新の事起りて、その際不幸にもこの大切なる瘠我慢の一大義を害したることあり。
— 瘠我慢の説 『瘠我慢の説』 青空文庫
今を去ること十餘年、魯西亞人が對馬に上陸して地を占めんとせしとき、英の公使は力を盡して之を防ぎ、遂に其地を去らしめたることあり。
— 福澤諭吉 『亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説』 青空文庫
そもそも余は旧中津藩の士族にして、少小の時より藩士同様に漢書を学び、年二十歳ばかりにして始めて洋学に志したるは、今を去ることおよそ三十余年前なり。
— 福沢諭吉 『成学即身実業の説、学生諸氏に告ぐ』 青空文庫
今を去ること三十年、我党の士が府下|鉄砲洲の奥平藩邸を去て芝|新銭座に移り、匆々一小塾舎を経営して洋学に従事したるその時は、王政維新の戦争最中、天下|復た文を語る者なし。
— 福澤諭吉 『〔気品の泉源、智徳の模範〕』 青空文庫
今を去ること凡そ二千三百有余年の昔、彼が単衣跣足の姿で、当時世界の文化の中心と称せられておったギリシアのアテネの市中、群衆|雑鬧の各処に現れて、その独特会話法に依って自負心の強い市民を教訓指導し、就中よく青年輩の指導教訓に力を致したことは、甚だ顕著なる事実である。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
此ルボンが今を去ること二十何年前に我が大使であつた本野一郎君に對して日本の出現は不思議だ、僅か四五十年で近世國家となつた。
— 竹越與三郎 『日本の眞の姿』 青空文庫
作例 · 標準
この技術が開発されたのは、今を去ること半世紀以上前のことだ。
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彼がこの会社を設立したのは、今を去ること30年、まだバブル経済の時代でした。
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その伝説のバンドが結成されたのは、今を去ること40年以上の昔の話になる。
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