縫線
ほうせん
名詞
標準
文例 · 用例
七六―七八ヴィルジリオは臺の外側、縁高く繞るにあらねば落下る恐れあるところを行けり 七九―八一わが左には信心深き多くの魂ありき、その恐ろしき縫線より涙はげしく洩れいでて頬を洗へり 八二―八四我彼等にむかひていふ。
— LA DIVINA COMMEDIA 『神曲』 青空文庫
またまれに縫線が三条あって三稜形(Trigona)のもの、縫線が四条あって四稜形(Tetragona)のものもある。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
人体解剖学における縫線(Raphe)とは、胚発生中に主に左右の組織が正中線上で融合した構造を指す。頭部と下腹部に見られる。
頭部
- 口蓋縫線(Palatine raphe)
- 上顎の硬口蓋を切歯乳頭から口蓋垂へ向かって走る粘膜の隆起線
- 咽頭縫線(Pharyngeal raphe)
- 幾つかの咽頭収縮筋(下咽頭収縮筋の甲状咽頭部、中咽頭収縮筋、上咽頭収縮筋)の後方付着部として機能する咽頭後壁中央の縫線
- 翼突下顎縫線(Pterygomandibular raphe)
- 下顎骨の内側に接する、内側翼突筋と顎舌骨筋を繋ぐ結合組織
- 顎舌骨筋縫線(Mylohyoid raphe)
- 顎舌骨筋の中央部に見られる、下顎骨オトガイ棘から舌骨に向かって走っている線維性の構造
- 外側眼瞼縫線(Lateral palpebral raphe)
- 上下の眼瞼の外端が合流する部分にある結節状構造(正中線上ではない)
下腹部
関連項目
出典: 縫線 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0