蠢愚
しゅんぐ
名詞
標準
文例 · 用例
人間に在つても、立教者は孤独で信教者は群集、勇者は独往し怯者は同行する、創作者は独自で模倣者は群集、智者は寥であつて、群衆して居るといへば既にそれは弱小|蠢愚の者なる事を現はして居る位のものである。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
一を得てまた二を欲し、したがって足ればしたがって不足を覚え、ついに飽くことを知らざるものはこれを欲と名づけ、あるいは野心と称すべしといえども、わが心身の働きを拡めて達すべきの目的を達せざるものはこれを蠢愚と言うべきなり。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫