水相
すいそう
名詞
標準
文例 · 用例
○鐘が淵は紡績会社の地先にして、隅田綾瀬の二水相会するところのやゝ下の方をいふ。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
情感をゆたかに高めるというとき、それがどんなに多くの多様な光りを智慧からうけるものであるか、理智と感情とは対立したものでなくて、流水相光を交し、行動とからんで一体として生彩を放つものであるかということを、私たちは感情世界の新しい息づきのためにも実感しなければなるまいと思う。
— 宮本百合子 『科学の常識のため』 青空文庫
)阿西海無際、雲与水相銜、白影波間泛、近看是布帆。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
琴川 一名帯締川、濫觴ハ奥仙丈ノ中ヨリ発シ、中牧大窪二山ノ渓水相集リテ南流シ、杣口、千野ノ宮、窪平村東ヲ歴テ、室伏村ノ東南ニテ笛吹川ニ注グ。
— 木暮理太郎 『秩父の奥山』 青空文庫
地相、水相、また、天象など考えあわせ、じっと、目をつむったら、あの山に行けと卦が出た」「高照ですか」「何山というか知らんが、中腹に、樹のない高原が見えるじゃろうが」「いたどりの牧です」「いたどり……去た者|捕るとは、さい先がよいぞ」 沢庵は大きく笑った。
— 地の巻 『宮本武蔵』 青空文庫