盍
盍
名詞
標準
文例 · 用例
燈盍、香炉、花入いずれも間に合うばかりの物である。
— 伊藤左千夫 『新万葉物語』 青空文庫
)盍ぞ薔薇を摘まざる、その凋落せざるひまに。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
既定爾婁豬盍帰吾艾※牝豚はたしかに遣った故早く牡豚を返すべし 衛の太子は之を聞くと顔色を変えた。
— 中島敦 『盈虚』 青空文庫
既定爾婁豬盍歸吾艾※牝豚はたしかに遣つた故早く牡豚を返すべし 衞の太子は之を聞くと顏色を變へた。
— 中島敦 『盈虚』 青空文庫
然レドモ今ヤ柳北ト二子ハ皆青天白日ノ人トナルヲ得テ、高橋子モ亦筆墨ノ勲ヲ奏シテ快ク本社ニ凱旋シ、以テ本日ノ賀筵ニ盍簪相娯ムヲ得レバ、吾徒復タ何ゾ汝ヲ怨ミ汝ヲ責ムルヲ為サンヤ。
— 成島柳北 『祭活字子文』 青空文庫
「盍反其本」で、畢竟其本に、自己に、わが衷に在す神、やがてすべてに在す神――に帰ったのであります。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
子曰く、盍ぞ各|爾の志を言わざると。
— 下村湖人 『論語物語』 青空文庫
「瓢や瓢やわれ汝を愛す、汝|嘗て愛す顔氏の賢を、陋巷に追随して楽しみを改めず、盍ぞ美禄を得て天年を終らざる、天寿命あり汝の力にあらず、功名また驥尾に付す、瓢や瓢やわれ汝を愛す、汝また嘗て豊公の憐れみを受く、金装さんらん軍に従ふの日」 その詩はさらに続いた。
— 山本周五郎 『新潮記』 青空文庫