平紐
ひらひも
名詞
標準
文例 · 用例
絹大島の羽織に著けた茶の平紐の右の附け根に結びつけた赤いリボンが花のように見えた。
— 田中貢太郎 『水魔』 青空文庫
村のみすぼらしい聖房と平紐で飾られたダマ織りの古いすりきれた二三の法衣とが、使用し得らるるすべてであった。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
紙鳶には屡々、竹の弓でピンと張った、薄い鯨骨の平紐でつくった「歌い手」が取りつけられる。
— 日本その日その日 『日本その日その日』 青空文庫
これは紙鳶の頭にしっかりとつけるが、風が鯨骨の平紐を震動させると、平削機、又は製材所を思わせるような、大きな、ブンブンいう音が出る。
— 日本その日その日 『日本その日その日』 青空文庫
これ等は風に当って非常に速くはためく結果、鯨骨(時としては竹)製の平紐とは異る、一種奇妙な唸り声を立てる。
— 日本その日その日 『日本その日その日』 青空文庫
呼び鈴のついた平ひもが、鉄格子口の右の方に下がっていた。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫