法親王
ほっしんのう
名詞
標準
文例 · 用例
瓦屋根の覆いを冠った朱塗の大鳥居には、良恕法親王の筆と知られた、名高い「三国第一山」の額が架かってある。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
梅竜は妙法院|堯恭法親王の侍読にせられた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
講書のために上野国高崎の城主松平右京亮輝延の屋敷と、輪王寺|公澄法親王の座所とへ伺候する外、折々酒井雅楽頭|忠道の屋敷の宴席に招かれるのみであつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
此推定にして誤らぬならば、後十年天保十三年に小島宝素は日光准后宮舜仁法親王に扈随して京都に往つたのである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
上被には蓮華と佛像とを畫き、裏面中央に「倣尊澄法親王筆」、右邊に「保午浴佛日呈壽阿上人蓮座」と題し、背面に心經の全文を寫し、其右に「天保五年|甲午二月廿五日佛弟子竹谷依田|瑾薫沐書」と記してある。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
東都の寛永寺と縁故ふかく、寛永寺の法親王の隱居所となり居たりとの事にて、今もなほ、御殿と稱する也。
— 大町桂月 『妙義山の五日』 青空文庫
誰あろう高貴の御方こそ、今上第一の皇子にましまし、文保二年二月二十六日、仏門に帰せられ比叡山に上らせられ、梨本門跡とならせられた、尊雲法親王に御在されたからであった。
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
後に大塔宮|護良親王――尊雲法親王におわしました。
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫