丸のこ
まるのこ異読 まるノコ
名詞多音語
標準
circular saw
文例 · 用例
舟は西河岸の方に倚って上って行くので、廐橋手前までは、お蔵の水門の外を通る度に、さして来る潮に淀む水の面に、藁やら、鉋屑やら、傘の骨やら、お丸のこわれたのやらが浮いていて、その間に何事にも頓着せぬと云う風をして、鴎が波に揺られていた。
— 森鴎外 『百物語』 青空文庫
が、また彼奴は彼奴で、性根の据らない小盗人みたいに、たったいまはじける程に蹴とばされた睾丸のことも、鉄砲玉のように遁げ出したことも、すっかりけろりと忘れてしまって、酔払った大連が差し出すウォツカを呷り始めたのだ。
— 里村欣三 『放浪の宿』 青空文庫
世の中の不仕合せの一切を、一身、一家に受けておるとしか思えぬ――申しようも無い次第だ」 綱手は、身躾みのことも忘れ、月丸のことも忘れて、その同情の言葉を、嬉しく、悲しく聞いていた。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
月丸のことで、頭の中に熱い風が吹きまくっていた。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
深雪は(姉のことであろう) と、思ったし、庄吉は(月丸のことではないか――いいや、小太郎?
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
――雷洋丸のことを、思い出してください。
— 海野十三 『爆薬の花籠』 青空文庫
で苦心して道を辿り、京都の町へ帰って来て、自分の家へ戻ったが、右近丸のことが気にかかってならない。
— 国枝史郎 『南蛮秘話森右近丸』 青空文庫
それからいまいましそうに舌打ちをして、弾丸のこもった鉄砲をかついで、帰りかけました。
— 豊島与志雄 『狸のお祭り』 青空文庫
作例 · 標準
木材を正確なサイズに切り出すために、電動の丸のこを使って作業を進める。
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丸のこを使用する際は、怪我を防ぐために保護メガネと手袋を必ず着用しなければならない。
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工房から丸のこの回転音が響き渡り、新しい家具作りが始まったことを知らせている。
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