男がすたる
おとこがすたる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to stain one's honour (of a man)
文例 · 用例
けれど持ち札をなくした上に何も代わりをとらないだなんて、男がすたるってもんでしょう。
— THE STOCK-BROKER'S CLERK 『株式仲買人』 青空文庫
くやしくてならんから、いっそのことに訴人してやろうかとも思ったが、それじゃおれの男がすたるから、それだきゃがまんしておいてやらあ。
— 笛の秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
「たとえ岩矢天狗のようなヨタモノ相手でも、人の奥さんとネンゴロになって、損害バイショウが払えなかったら、男がすたるわよ。
— 坂口安吾 『投手殺人事件』 青空文庫
源十郎に逢って面罵し、乾雲丸は一時左膳の手へ返そうとも筋ならぬものを納めたとあっては、栄三郎、男がすたる……。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
「悟り」とか「肚」とか、男がすたるとか男にするとかいう「男」とか、およそ安価なイージーゴーイングな体験がもっとも良いらしい。
— 戸坂潤 『読書法』 青空文庫
いい子を出しますから、可愛がってやって下さいな」 俺はここで、若紫がいないからと言って、このまま帰ったのでは男がすたる、そういう意地で、別のおいらんを呼んだのではなく、宿屋で俺の帰りを待っている波子と、東京での初めての夜をすごすことを避けたい気持だったのだ。
— 高見順 『いやな感じ』 青空文庫
そんなことをしたら、史進一生の男がすたる。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫