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花瞼

かけん
名詞
1
標準
beautiful eyelids
文例 · 用例
吾々の立止まるを見るや、彼等はなおも猛烈に土砂石塊を浴せかけんと、鶴嘴を振り上げる。
井沢衣水 本州横断 痛快徒歩旅行 青空文庫
ブドリがその間を、しばらく歩いて行きますと、道のまん中に二人の人が、大声で何かけんかでもするように言い合っていました。
宮沢賢治 グスコーブドリの伝記 青空文庫
かけんちんに似て居るから、それさへも遠く慮る。
泉鏡太郎 麻を刈る 青空文庫
もし本官がそのほうの贔屓であったなら、今日限り愛想を尽かして、以来は道で遭おうとも唾もしかけんな。
泉鏡花 義血侠血 青空文庫
どうして、そんな眼鏡かけんの?
渡辺温 父を失う話 青空文庫
「どうも御苦勞樣……」 幾らかけんのある眼で、却つて反撥するやうに車内をぐるりと見渡した女は、滑かな東京辯で赤帽に云つた。
南部修太郎 女盗 青空文庫
そこで五円札ば、うんち投げ出えて、何処っちゃよかけん、五円がつ汝がよか事駈けさせちいうて、じゃらんじゃらんじゃらんじゃらん駈け廻ったもんですたい。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
大国主神はご自分のお供の神たちに聞いてご覧になりましたが、みんなその神がだれだかけんとうがつきませんでした。
鈴木三重吉 古事記物語 青空文庫
作例 · 標準
舞台の照明が当たると、伏し目がちになった彼女の花瞼が仄かに桜色を帯びて見えた。
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浮世絵に描かれた遊女の、うっすらと紅を差した花瞼の艶やかさに思わず目を奪われる。
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彼は微睡む恋人の花瞼を指先でそっと撫で、寝息を邪魔しないように静かに部屋を出た。
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悲哀を帯びた物語を語るその役者の花瞼が、わずかに震えているのに最前列の客だけが気づいた。
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