安宿
やすやど
名詞頻度ランク #27411 · 青空 215 例
標準
cheap hotel
文例 · 用例
追ひつめられた志士、いまは甲府の安宿に身を寄せて、ひそかに再擧をはかつてゐる。
— 太宰治 『九月十月十一月』 青空文庫
或日、ゲエテ街の安宿に、ロダンさんのお迎えの車がやって来て、妾はオテル・ド・ロンの歴史的建築物の薔薇の花の絡んだ鉄柵の小門を潜って、右手の階下のロダンさんのアトリエに妾は案内されました。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
蛇を種に遣ったところは巧く考えましたね」「その蛇は御符売りのを盗んだんですか」「本所の安宿に転がっていると、丁度そこへ池鯉鮒の御符売りが泊り合わせたもんだから、それからふと思い付いて、その蛇を一匹盗んだんです。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
実にその晩の夜の十時すぎに勇敢な献身的なこの署長は町の安宿へ行って一晩とめて呉れと云った。
— 宮沢賢治 『税務署長の冒険』 青空文庫
職を探すべく千日前の安宿に泊っている内に、所持金を費い果して、その日は朝から何もたべていない。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
伝三郎と二人で借りていた玉造のうどん屋の二階をひき払って、一泊二十銭の千日前の安宿に移った。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
予定らしい予定のない旅のやすけさで、師走の街を通りぬけて場末の安宿に頭陀袋をおろした。
— 種田山頭火 『遍路の正月』 青空文庫
私は一隅に陣取ったが(安宿では一隅の自由しか許されない)、さて、飾るべき何物も持っていない。
— 種田山頭火 『遍路の正月』 青空文庫
作例 · 標準
学生時代はバックパッカーとして、アジア各地の安宿を泊まり歩いた。
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駅前の安宿は壁が薄くて隣のいびきが丸聞こえだったが、安さには代えられない。
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予算が限られているので、今回の旅行は豪華なホテルではなく安宿を探すことにした。
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ウィキペディア曖昧さ回避
安宿(やすやど、あすか、あすかべ) やすやど 料金の安い宿泊施設。 あすか、あすかべ 安宿郡(安宿部郡) - 河内国(大阪府)の郡。 豊栄町安宿 - 広島県東広島市の大字。豊栄町も参照。 安宿王 - 奈良時代の皇族・貴族。 安宿媛 - 光明皇后の諱。
出典: 安宿 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0