頭
かぶり
名詞頻度ランク #519 · 青空 61399 例
標準
head
文例 · 用例
奴等の頭は言葉でガラガラになり、奴等の心は根も葉もないのだ。
— 中原中也 『(辛いこつた辛いこつた!)』 青空文庫
浴衣一枚の胸をハダケて、恐らく我々が来るまで、彼は頭をカカへてゐたに違ひなかつた。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
が、まあこのおしまひの手合なんぞは、云つてることに何の意味もないにしてからがチヨイト頭を捻ること言換れば位置にお構ひなしに移動の万能範囲を拡げることが、いとも優秀なことのやうに思はれることは現時の流行感冒である。
— 中原中也 『音楽と世態』 青空文庫
それには概念を出来るだけ遠ざけて、なるべく生の印象、新鮮な現識を、それが頭に浮ぶまゝを、――つまり書いてゐる時その時の命の流れをも、むげに退けてはならないのでした。
— 中原中也 『宮沢賢治の詩』 青空文庫
〔郡属伊原忠右エ門〕宮沢賢治郡属伊原忠右エ門科頭にゴムの靴はきて冬の芝生をうちよぎり南ちゞれし綿雲に雨量計をぞさゝげたる天狗巣病にはあらねどもあまりにしげきこずゑかな
— 宮沢賢治 『〔郡属伊原忠右エ門〕』 青空文庫
〔いざ渡せかし おいぼれめ〕宮沢賢治「いざ渡せかし おいぼれめいつもこゝにて日を暮らす」すぱとたばこを吸ひやめて何を云ふともこの飯の煮たたぬうちに 立つべしや芋の子頭白髪しておきなは榾を加へたり
— 宮沢賢治 『〔いざ渡せかし おいぼれめ〕』 青空文庫
× × 話頭一|転、信義なき対人圏にあつて、芸術家が何を得るとしても何れは僅かなものである。
— 中原中也 『詩と現代』 青空文庫
彼の出した本にどんな本があるかも知らないが、リヴィエールのランボオ論とモオリヤックのイエス伝――結局彼の死の前年に出した此の二つの翻訳書だけが私の頭に残つてゐる。
— 中原中也 『逝ける辻野君』 青空文庫
作例 · 標準
何度説得を試みても、彼は頑なに口を閉ざしたまま、横に頭を振るばかりだった。
惨憺たる試合結果を前に、ベンチの監督は信じられないといった様子で何度も頭を振った。
東京・浅草寺の境内では、多くの参拝客が香炉の煙を浴びながら、無病息災を願って深く頭を垂れていた。
「それは承服しかねます」と、老紳士は静かに、しかし断固とした態度で頭を振った。