例えようもない
たとえようもない
表現形容詞
標準
beyond comparison
文例 · 用例
繍法は平ざし、まといつきざし、まといざし、からみ繍などで、色糸のとりあわせは巧妙をきわめ、紫の地に黄、紅、臙脂、紫、藍、緑を主調とする繍が施されて、その彩色の華麗は例えようもない。
— 矢田津世子 『※女抄録』 青空文庫
これから帰るには、貴女に御拝借をしないと……」 この、例えようもない、解しようもない矛盾に、早苗もしばらく眼を※って男の顔を見詰めていたが、やがて左枝は、取り出した札束にアッという間もなく火をつけた。
— 小栗虫太郎 『地虫』 青空文庫
しかし、葉子を殺害した黒吉は、例えようもない幸福に酔っていた。
— 蘭郁二郎 『夢鬼』 青空文庫
あの貰った莨を一口吸った時から、心臓が咽喉につかえ、体は押潰されるようにテーブルの上に前倒って、四辺は黝く霞み、例えようもない苦痛が、全身に激しいカッタルサを撒散し乍ら駈廻った。
— 蘭郁二郎 『孤独』 青空文庫
」 姉に許されて恋しい小次郎と、夫婦になるということは、浮藻にとって、例えようもない、嬉しいことには相違なかったが、この乱れた世に二人ばかりで、当てのない旅へ出るということは、辛い悲しいことであった。
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
これはピアノを交えた管弦楽伴奏で、シューマンのリードを冒涜すること甚だしいものであるが、それにもかかわらずレーマンの歌は見事で、纏綿たる情緒と清らかな愛の表現は何に例えようもない。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
吹込みは古いが洗練された美しさは例えようもない。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
たとえようもない無二無三な恋慕の情がするどく胸をかきむしりました。
— 渡辺温 『風船美人』 青空文庫
作例 · 標準
「オーロラが夜空を舞う光景は、写真や動画では到底伝えきれない、例えようもない感動だった。」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「愛猫を亡くしたあの日、私の心にぽっかりと開いた穴は、例えようもない喪失感で満たされていた。」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「職人の手によって磨き上げられた刀身は、例えようもないほどの鋭い輝きを放っている。」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview