燃え残り
もえのこり
名詞
標準
embers
文例 · 用例
左側の柱の燃え残りの傍に黒く焦げた一つの死体があった。
— 田中貢太郎 『死体の匂い』 青空文庫
五右衛門は、腹が立つやら、情けないやら、熱いやら、痛いやら、まるで精神状態が目茶苦茶にみだれてしまったが、しかし、この男は元来が虚栄心で固めて日本一の大泥棒になったくらいの男であったから、さすがに燃え残りの自尊心を取り戻して、「やいやい、野郎共、何を笑うておる。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
その燃え残りを頂くとたい。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
今やその煙筒からは燃え残りの煙草ほどの煙も出ていなかった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
本当に、私はその時はじめて、この火事騒ぎは、私が夕方、お風呂のかまどの燃え残りの薪を、かまどから引き出して消したつもりで、薪の山の傍に置いた事から起ったのだ、という事に気づいたのだ。
— 太宰治 『斜陽』 青空文庫
「これも焼けてしまった……命より大事な……」 こういいながら島田は、がっかりして、うらめしそうに燃え残りの紙片をながめていました。
— 平林初之輔 『祭の夜』 青空文庫
いわばあねごは燃え残りだからね。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
袴様に燃えた燃え残りだあね。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
作例 · 標準
ストーブの中に薪の燃え残りが少しあったので、翌朝の火種として再利用した。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
火災の跡地からは、家族の思い出の品の燃え残りがいくつか見つかった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
焚き火の始末をする際は、燃え残りがないか徹底的にチェックする必要がある。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview