雀榕
あこう
名詞
標準
文例 · 用例
スエ子は母がなくなってから糖尿病がひどくなって来て、この頃はアコウディオンを中止で、食餌養生をして居ります。
— 一九三四年(昭和九年) 『獄中への手紙』 青空文庫
○ 自分の長崎時代の歌、即ち大体大正七年八年九年の歌は、アララギ、大阪毎日新聞、大阪朝日新聞、長崎日日新聞、雑誌紅毛船、雑誌アコウ等にたまたま載つたもの以外は、未定稿のものをも交へて手帳に控へ、一部は歌稿として整理してあつたものが、大正十三年の火難に際して焼失してしまつた。
— 斎藤茂吉 『つゆじも』 青空文庫
ところが九州では大隅・日向の海岸で、里のはずれのアコウの木の高い梢などに、腰をおろし悠々と啼いていたものは、いずれもよく聴いていると五音であった。
— 野鳥雑記 『野草雑記・野鳥雑記』 青空文庫
黒々とした暁の海は無表情なうわべに反して、タイやチヌ、キス、アナゴにアコウ、ギザミ、そのほか覚えきれないほど、たくさんの魚を隠している。
— 澤西祐典 『くじらようかん』 青空文庫