熊の胆
くまのい異読 クマノイ
表現名詞
標準
dried bear's gallbladder (used in traditional Chinese medicine)
文例 · 用例
ほんとうはなめとこ山も熊の胆も私は自分で見たのではない。
— 宮沢賢治 『なめとこ山の熊』 青空文庫
とにかくなめとこ山の熊の胆は名高いものになっている。
— 宮沢賢治 『なめとこ山の熊』 青空文庫
鉛の湯の入口になめとこ山の熊の胆ありという昔からの看板もかかっている。
— 宮沢賢治 『なめとこ山の熊』 青空文庫
けれどもとにかくおしまい小十郎がまっ赤な熊の胆をせなかの木のひつに入れて血で毛がぼとぼと房になった毛皮を谷であらってくるくるまるめせなかにしょって自分もぐんなりした風で谷を下って行くことだけはたしかなのだ。
— 宮沢賢治 『なめとこ山の熊』 青空文庫
」ああ、娘は、茶碗を白湯に汲みかえて、熊の胆をくれたのである。
— 泉鏡花 『栃の実』 青空文庫
以前は、その形で、正真正銘の熊の胆、と海を渡って売りに来たものがあるそうだけれど、今時はついぞ見懸けぬ、と後での話。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
熊の皮、熊の胆を売るのは、そのころの木曾路の習いで、この一行はここまで来るあいだにも、たびたびこの毛皮売に付きまとわれているので、手代の義助はまたかという顔をして無愛想に断った。
— 岡本綺堂 『鼠』 青空文庫
熊の皮が御不用ならば、熊の胆を買ってください。
— 岡本綺堂 『鼠』 青空文庫
作例 · 標準
胃腸の具合が悪いときのために、実家では万能薬として熊の胆を常備していた。
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熊の胆は非常に希少で高価な生薬だが、その薬効は古くから高く評価されている。
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「あまりに苦くて顔をしかめてしまったが、これが本物の熊の胆の味なんだね。」
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