里川
さとかわ
名詞
標準
文例 · 用例
里川に合歓花あり、田に白鷺あり。
— 泉鏡花 『一景話題』 青空文庫
茱萸の木から暫くで道は五十里川の岸へ出る。
— 長塚節 『痍のあと』 青空文庫
作州より三十里川舟にて岡山へ参、夫より洋舟にて三十里、児島を廻る故遠し、笠岡てふ所へ参、そこより三里私宅へ参候へば、物は軽く候へども、世話は世話也。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
そこには櫟林に平行して里川が流れていて柳が飛び飛びに生えている土手に、五六人の者がちらばって釣を垂れていた。
— 田中貢太郎 『蟇の血』 青空文庫
彼が歩いて来た道がその里川に支えられた処には、上に土を置いた板橋がかかっていた。
— 田中貢太郎 『蟇の血』 青空文庫
予の現住地田辺町と同郡中ながら、予など二日歩いてわずかに達し得る和深村大字里川辺の里伝に、河童しばしば馬を岩崖等の上に追い往き、ちょうど右の談のような難儀に逢わせるという。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
其処には、櫟林に平行して里川が流れてゐて柳が飛び飛びに生えてゐる土手に、五六人の者がちらばつて釣を垂れてゐた。
— 田中貢太郎 『蟇の血』 青空文庫
彼が歩いて来た道がその里川に支へられた所には、上に土を置いた板橋がかかつてゐた。
— 田中貢太郎 『蟇の血』 青空文庫