嶮要
嶮要
名詞
標準
文例 · 用例
数を以てすれば彼は実に平軍の半にみたず、地を以てすれば、平軍は已に礪波の嶮要を擁せり。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
715メートーネーとトーマキー占め從へる民族の又其領地メリボイア、又嶮要のオリゾーン、その民族の七艘を率ゐるピロクテーテース、弓の名將、其もとに舟各にのりこめる漕手は五十、弓術にすぐれて奮ひ戰はむ。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
アブレーロスを槍をもてアーンチロコスは打ち取りぬ、アガメムノーン、民の王、王は倒せりエラトスを、サトニオエース清流のほとりに近く、嶮要のペーダソス市に住む者を――又ピュラコスの逃げ行くを 35打ちて倒せりレーイトス、ユーリピュロスはメランチオス。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
すぐれし三子そのむかし生める遠祖はポルチュウス、 115彼らの郷はプリュウローン、又嶮要のカリュドーン、長アグリオス、次ぎメラス、三は騎將のオイニュウス。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
敵はドロプスの武裝剥がんとつとむるを、いざ立て、もはや遠くよりアカイア勢と相打たじ、やがて彼らを殺すべし、或は彼ら嶮要のイリオン城を覆し其城民を亡ぼさむ。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
だが、かんじんな丹波第一の敵の嶮要――八上城だけはなおまだ頑として陥ちずにあった。
— 第六分冊 『新書太閤記』 青空文庫
三 葭萌関は四川と陝西の省境にあたる嶮要で、もしこれへ玄徳の援軍が入ったら、いよいよ破ることは難しいと察していたので、漢中軍をひきいた馬超は、「玄徳の新手が着かないうちに」と、連日、猛攻撃をつづけていたのだった。
— 図南の巻 『三国志』 青空文庫
そして曹操は自身、その中軍にあるという」「どうして防ぐか」「まず、漢中第一の嶮要、陽平関を中心に、守るしかあるまい」 張衛を大将に、楊昂、楊任など、続々、漢中から前線へ発した。
— 図南の巻 『三国志』 青空文庫