一転機
いってんき異読 いちてんき
名詞
標準
turning point
文例 · 用例
この約九ヶ月間の田園生活は、極めて短日月であつたが、私に取つては私の一生涯中最も重要なる一転機を劃したものだと自信する。
— 北原白秋 『雲母集』 青空文庫
それ等の人々の盛衰興亡に一新紀元を劃し、それ等の人々が作る文化の栄枯消長に一転機を与えました。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
将軍家の栄耀其極に達して、武家の代は、将に一転機を劃せんとした時期だと言ふ。
— 泉鏡花 『妖魔の辻占』 青空文庫
) 一体小児の時から、三十年近くの間――ふと思い寄らず、二人の婦の姿が、私の身の周囲へ顕われて、目に遮る時と云うと、善にしろ、悪いにしろ、それが境遇なり、生活なりの一転機となるのが、これまでに例を違えず、約束なのです。
— 泉鏡花 『甲乙』 青空文庫
この時代から、そろそろ日本の従来の仏師の店において外国貿易品的傾向の製作が多くなって行く一転機の時代に這入って来たのでありました。
— 店初まっての大作をしたはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
近代の仏詩は高踏派の名篇に於て発展の極に達し、彫心|鏤骨の技巧実に燦爛の美を恣にす、今ここに一転機を生ぜずむばあらざるなり。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
近代の仏詩は高踏派の名篇に於て発展の極に達し、彫心鏤骨の技巧実に燦爛の美を恣にす、今ここに一転機を生ぜずむばあらざるなり。
— 上田敏訳詩集 『海潮音』 青空文庫
それで張合いが出たのか、あるいはかれの技芸に一転機を劃したのか、その後の菊之助は興行ごとに評判がよくなった。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
作例 · 標準
あのプロジェクトの成功が、彼のキャリアにおける一転機となった。
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大学入学は、私にとって人生の一転機だったと言える。
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新技術の導入が、会社の業績回復の一転機を迎えることになった。
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交通事故を経験したことが、彼女の価値観の一転機になったようだ。
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