心当て
こころあて
名詞
標準
a guess
文例 · 用例
クラネクはベルセネフを伴れ、家族の者といっしょにチタの方を心当てに逃げて往った。
— 田中貢太郎 『警察署長』 青空文庫
その袖の香を心当てに、谷中のくらがり坂の宵暗で、愛吉は定子(山の井夫人)を殺そう。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
道路とはいえ心当てにそう思うばかり、立てば臍を没する水の深さに、日も暮れかかっては、人の子|一人通るものもない。
— 伊藤左千夫 『水籠』 青空文庫
われらには左様な心当ては少しもござらぬ。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
稲荷の近所というのを心当てに、二人は探しあるいていると、往来で酒屋の小僧に出逢った。
— 金の蝋燭 『半七捕物帳』 青空文庫
神尾主膳の邸と言ったのはもとより出鱈目ですけれども、うすうす心のうちでお銀様が心当てにして来たのは、それは役割の市五郎の家でした。
— お銀様の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
或る時又散歩の序に彼の水車小屋の処へ出て其れらしい家を心当てに探して見た。
— 高浜虚子 『落葉降る下にて』 青空文庫
さりながら、思えば人間の心当てほど儚いものもございません。
— 神西清 『雪の宿り』 青空文庫
作例 · 標準
地図も持たず、自分の心当てだけでこの山道を進むのは危険だ。
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彼の心当てが的中し、失くした財布は公園のベンチの下で見つかった。
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はっきりとした根拠はなく、ただの心当てで言ってみただけだった。
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