検閲官
けんえつかん
名詞
標準
inspector
文例 · 用例
一軒の家の軒に某検閲官御宿泊所という貼紙が白く見える。
— 断片 『小さき良心』 青空文庫
理窟から云って、読まねばならない義務のある小説というものは、其小説の校正者か、内務省の検閲官以外にそうあろう筈がない。
— ――長塚節著『土』序―― 『『土』に就て』 青空文庫
もちろんこのハサミは検閲官のハサミでありません。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
「ふゝん、かうして検閲官の目をくらませたのだな。
— 鈴木三重吉 『勇士ウ※ルター(実話)』 青空文庫
警視庁の映画検閲官|曰く 東京人の堕落時代を描き出す前に、取り敢ず読者の記憶を呼び起しておかねばならぬ事がある。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
つまり検閲官に頭がないからだと云う人があります。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
万一怪しまれそうになっても、何喰わぬ顔をして検閲官の前で、火を点けると薬も共に燃えて跡方もなくなってしまう。
— 海野十三 『流線間諜』 青空文庫
試に思へ、品蕭の如き、後庭花の如き、倒澆燭の如き、金瓶梅肉蒲団中の語彙を借りて一篇の小説を作らん時、善くその淫褻俗を壊るを看破すべき検閲官の数何人なるかを。
— ―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文― 『骨董羹』 青空文庫
作例 · 標準
検閲官は赤いペンを持ち、不適切な表現がある箇所を次々と塗りつぶしていった。
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映画の公開前に、検閲官からいくつかのシーンをカットするよう命じられた。
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彼は若い頃、占領軍の検閲官として出版物の監視に従事していた。
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