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薬臭い

くすりくさい
形容詞
1
標準
文例 · 用例
それは強い薬臭い匂と甘い味をもった珍しい飲料であった。
寺田寅彦 さまよえるユダヤ人の手記より 青空文庫
……薬臭い寂しい邸は、冬の日売家の札が貼られた。
泉鏡花 茸の舞姫 青空文庫
馬の絵をかいた薬臭いちらしを子供達にくれて、無理矢理に要らない薬袋を置いて行った。
小林多喜二 不在地主 青空文庫
鉛色の海を吹いて来る空気には薬臭いやうな汐の匂ひがしてゐた。
林芙美子 幸福の彼方 青空文庫
つい貴女に逢つたら、昨日の事のやうに思へたものですから……」 ゆき子は、薬臭い部屋の空気に圧迫されて、立つて、硝子戸を少し開けた。
林芙美子 浮雲 青空文庫
あの医者の、ものやはらかな動作や言葉や薬臭い体臭が、ゆき子には、妙に忘れがたいのだつた。
林芙美子 浮雲 青空文庫
薬臭い部屋に通されて、富岡はゆき子の死を報告した。
林芙美子 浮雲 青空文庫
薬臭いような匂いのあるのはイーストを入れ過ぎるためですし、黴臭いようなのは米利堅粉の湿気を受けたのです。
秋の巻 食道楽 青空文庫
薬臭い(くすりくさい) — 幻辞.com