移牧
いぼく
名詞名詞-の形容詞
標準
transhumance
文例 · 用例
例えば水草を追って移牧する未開人にとりては時とともに利害の係る土地の範囲を移動す。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
幸いぼくのすぐ頭の上に、すずめが春持って来た鳥の毛やいろいろ暖かいものがたくさんあるから、いまのうちに、すこしおろして運んでおいたらどうだい。
— 宮沢賢治 『ツェねずみ』 青空文庫
手を振るのを止めるとかえって顔をじっと見つめる様になり、そのため、明日子は手を振っている轡川によりも振らないぼくのために手を振っているように見えた。
— 織田作之助 『ひとりすまう』 青空文庫
「ぜんたいぼくが零余子なんてけちな号を使わずに、堂々と佐々木与次郎と署名しておけばよかった。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
而しそうした遣切れぬほどの無知で不潔で図々しいぼくたちの間にも、未来のある子供たちや真面目な勤労者、誠実な民主政治家が同時に沢山、生きている事実も無視することはできぬ。
— 田中英光 『さようなら』 青空文庫
ぼくの姓は坂本ですが、七番の坂本さんと間違え易いので、いつも身体の大きいぼくは、侮蔑的な意味も含めて、大坂と呼ばれていました。
— 田中英光 『オリンポスの果実』 青空文庫
尤も、あとで考えると、G博士のいった醜聞は、子供ッぽいぼく等の友情などは、問題としておらず、先夜、ある男女が、ボオト・デッキの蔭で、抱擁し合っていたのを、船員にみられたという噂からだったのを、すでに連中は知っていたかとも思われますが――。
— 田中英光 『オリンポスの果実』 青空文庫
所詮、だらしのないぼくが、そんなにも女色が嫌いだったというのは偏えに、あなたからの手紙の御返事を待っていたからです。
— 田中英光 『オリンポスの果実』 青空文庫
作例 · 標準
夏になると、羊飼いは家畜を涼しい高地の牧草地へ移牧させる。
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伝統的な移牧の習慣は、地域の文化や景観に深く根ざしている。
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「この地域では、季節ごとに家畜を別の場所へ移牧するのが昔からのやり方なんだ。」
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干ばつが続いたため、今年は家畜の移牧時期を早める必要があった。
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